SPARX研究に関する情報公開
株式会社HIKARI Labでは、北海道医療大学倫理委員会の承認を得て、下記の研究を実施します。ご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和3年8月株式会社HIKARILab 代表清水 あやこ
【研究課題名】
コンピューター型認知行動療法(SPARX)の効果検討
―実際のSPARXユーザーのデータを用いた検討―
【研究期間】
令和2年8月1日~令和5年3月31日
【研究の意義と目的】
ニュージーランドにおいて、若年齢層に対するコンピュータ型認知行動療法として、SPARX(Smart, Positive, Active, Realistic,X-factor thoughts)が開発され、抑うつ症状に対して対面式の認知行動療法に劣らない効果が明らかにされています(Merry et al., 2012)。SPARXは、ロールプレイング・ゲーム形式のプログラムであり、7つステージ(①希望を持つ、②活動的になる、③感情をコントロールする、④問題を乗り越える、⑤役に立たない考えを自覚する、⑥役に立たない考えを検討する、⑦各ステージを振り返る)に取り組みながら、悲観と絶望の沼から世界を救い出すというストーリーのもと、行動及び認知変容を目指していきます。我が国においても、SPARX日本語版が開発され、抑うつ症状を呈する大学生に対してSPARX日本語版が適応可能か、そしてSPARX日本語版がどのような効果があるかについて本研究チームは臨床研究を行っています。現在、SPARX日本語版は、株式会社HIKARI Labが有料で提供を行っており、様々な年齢層が利用しています。従来SPARXは若年層を対象に開発されたアプリケーションであるため、我が国で利用している様々な年代における効果については明らかになっていません。したがって、本研究ではSPARXユーザーの登録データをもとにSPARXがどのような効果を示すかについて検討を行います。本研究によって、SPARXの様々な年代におけるメンタルヘルスの改善、今後のSPARXの利用可能性を検討するための一助として貢献します。
【研究の方法】
2016年5月18日~2021年7月31日までにSPARXをダウンロードし、利用した方を対象に以下のデータを収集します。①性別、②年齢、③居住地、④職業、⑤PHQ9(ゲームを実施する中でご質問に答えて頂いた項目になります。)
【研究組織】
株式会社HIKARI Lab・代表 清水 あやこ
人間環境大学総合心理学部・講師 横光 健吾
北翔大学教育文化学部・准教授 入江 智也
北海道医療大学心理科学部・助教 関口 真有
【個人情報の保護について】
HIKARI Labのプライバシーポリシー(https://www.hikarilab.co.jp/privacy-policy)に個人情報の利用目的、個人情報利用停止等に個人情報保護の記載がされています。また、SPARXの利用規約にもその旨記載されています。本研究におけるデータ使用においても、上記のプライバシーポリシーに基づいて実施します。データ利用については、株式会社HIKARILabが研究代表者と共同研究者それぞれと秘密保持契約を結んでおり、個人が特定できない状態とし提供します。
【情報を当該研究に用いられることについての拒否に関する連絡先】
当該研究に用いられる研究対象者ご本人の了承がいただけない場合には、研究対象者とはせずに、データの利用はいたしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも研究対象者の方に不利益が生じることはありません。なお、研究結果が既に学会誌や学会発表がなされている場合、データを取り消すことは困難な場合もあります。
連絡先
info@hikarilab.co.jp